U.知識編


声の出るしくみ

 

では、まずカラダの中で、「― 声はどのようにして生まれてくるのか ―」ということからお話しします。声がどのようにして作られて発声されるかを知るだけでも声に対する意識が向上するというものです。以下、簡単ではありますが、図を入れて説明しました。ご覧ください。

U−1.声が発せられるには…

  1. 呼吸器官 (気管・肺など)
  2. 発声器官(喉頭)
  3. 共鳴器官(共鳴腔)


以上、大きく分けて3つの器官をつかって音声が生まれ、体の外部へ発せられます。

鼻や口から吸った空気(吸気)が気管を通り、肺に届き、全身へ酸素が送られ、今度はカラダの中で生まれた二酸化炭素を吐き(呼気)出していますね。この息を吐くときに、気管を通った呼気がノド(喉頭)のところにある声帯を通り、そこで、声の源(みなもと)がつくられます。それが鼻の奥や口、頭などにある共鳴腔(響きをつくる空洞部分)で拡大され、舌や唇などによっていろいろなコトバとなります。それが、さまざまな響きのある音声となって外部へ発せられます。

ちなみに、声の源がつくられる「声帯(せいたい)」はどこにあるか、正確にご存じですか?一応言っておきますが、いわゆる「のどちんこ」とは全く異なりますので要注意。
             

              (図1)
               
飲食物は食道を通って胃へと届きますよね。ものを口に入れたまま、言葉を話そうとして、ゲホゲホとせきこんだ経験はありませんか? 声帯の上の方の気管の入り口についているフタが、飲食物の入ってきたときには閉じて、それらを食道へと導きます。そのフタがきちんと閉じていない状態で飲み込んだので、飲食物が気管へ流れ込んみ、せきこんだのです。空気は気管を、飲食物は食道を通過できるよう分別されています。 



                 (図2)

        
声帯は、空気の通り道である「気管」の入り口についていて、微妙に閉じたり開いたりします。
図2の斜線部分が声帯です。呼気(吐く息)によってつくられる振動によって、微妙に合わさったり離れたりしながら、声の源を作り出します。

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